太陽の郷の利用者さんは色々なクラブ活動をされています。
「絵画クラブ」では日々アート制作に取り組んでおり、その世界観が評価され、ここ近年では多くの賞を受賞しています。知的障害(自閉症、ダウン症など)のある方がもつ強烈なこだわりが、独創的な作品を生み出しているのです。
しかし、福祉関係以外の一般の方々には「知的障害のあるアーティストが描く芸術活動の魅力」はまだまだ浸透していないという現実があります。
太陽の郷ではそういった活動をもっと多くの方に認知していただくために、当施設で制作されたアートをあしらったグッズを制作し販売しています。いろいろな方に身近に知的障害のある方のアートを楽しんでもらえるように少しずつ活動の幅を広げていきたいです。
1972年 生まれ 姫路市
製作中は自分の思いをほとんどロにすることなく、色塗りも迷うことなく個体の端から順に進めていきます。色使いは作品ごとに違っていて、 塗り方はとても丁寧でリズミカルに塗り進めているので、音楽好きで頭の中でメロディーが流れていたらいいな)とも感じます。
ちょっとこだわりが強い時もありますが、穏やかで人にはとても優しく、色の塗り方と同じようにお掃除も端から順序よくとっても丁寧にされています。
1988年 生まれ 姫路市
一度観た写真や形など、大きなものも小さなものも紙のサイズに合わせて端から順に描き進めていくことができます。
とても手先が器用で、 細かいことが得意なので紙をちぎって貼るという織密な作業は本人の性格にとってもあっているようです。
とても無口で淡々とした性格ですが、 音に敏感で時々大きな音にぴっくりして激怒することもありますが、逆に可愛らしく感じられます。
1970年 生まれ 姫路市
作品を描き始めたころは、画面からはみ出すような大胆な作品が多く、色もコントラストの強い色使いが多かったが、当初より塗り方は繊細でとてもきれいでした。描き始めて3年目くらいからペン画の製作が多くなり、紙だけでなく段ボールや木、棒などにも取り入れてきました。
集中すると何時間も描き続け、時々イタズラもしますがユーモアもありとても優しく、 空間を和ませてくれています。